季節の一枚

特別編


輝く時間
輝く時間 《平成24年12月中旬》
今回の一枚は、銀塩から移行直後、自身デジタル最初期の、 今となっては幾分未熟を実感させられる画像群からの及第作品掘り出し。
当時はまだまだ、雑誌等で発表された他者作品に触発され、「物真似」目的での撮影行も多かった時期。 此の画角も、有名鉄道写真家のN氏が発掘されたと思しき類似作で、撮影地は浜松駅隣接のアクトタワー展望台。 もっとも、後日偶然氏にお目にかかり伺ったところに依れば、紙面の作品は、わざわざ階下のホテル個室を一泊利用しての撮影との事で、見比べてみれば大分低い目線で撮られている事に其の後気付くと言う、いい加減な観察眼。
画像編集も大変未熟で気に入らなかったので、今の感覚で一からやり直し。 其の辺はデジタル映像のお気軽さ。 加えて、編集ソフトの進歩も顕著で、一石二鳥。 最近の好みで、特に凝った処理も施さず、軽快作業で仕上げてみました。
尚、反対側に目を向ければ、高架化事業で一変した、浜松の新市街(と言ってももう直ぐ半世紀)越しの遠州鉄道も撮影出来、まずまず気に入って再撮影もと思いを巡らせてはいるのですが、ビルの強化ガラス越しなのが何と言っても難点。 一見平面に見える窓ガラスも、厚みや密度の微妙なムラが有る様で、高画素機での望遠撮影には不満山積。
角度的に微妙なビル立地や撮影足場をも加味すれば、何れの被写体共に、きっちりとした画像を求める向きには軽めの広角から中望遠位迄がお勧めの画角。 蛇足として、本作撮影機材はローパスフィルタ機能を無効にしたNikon D800Eですが、映像技術的に原画(100%表示)を子細に観察すると、風景撮影には珍しく、新幹線ホーム上屋(下り線側)に少々強めの偽色が認められます。

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令和2年11月 愛知川橋梁

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